自分と相手の女性、
お互いの「共通の敵」を作りだすことで、女性との信頼関係を一気に構築することが可能になります。
これは女性相手だけに限らず、人間関係全般に言える話なのですが、
お互いの共通の敵を作りだし、そしてグチを言い合い、共感しあうことで、相手と強くて硬い絆を結ぶことが、いとも簡単にできてしまうんですね。
ほとんどの場合、
男性は女性とコミュニケーションをとる際に、
自分と相手の女性との、好きな物の共通点を見つけようとする人が多いかと思います。
例えば、
■ 好きな芸能人だったり好きなアーティスト。
■ 好きなマンガ、好きな食べ物。
■ または、出身地や血液型の話など。
色々とあると思うのですが、
会話をしていく中からお互いの共通点を見つけ出すことで、コミュニケーションを円滑に進めようとするんですね。
もちろん、決してこれが間違っているという話ではありません。
会話の中でお互いの共通点を見つけることができれば、それは相手と仲を深める為の強力な手助けになってくれます。
しかし、実際にお互いの共通点が見つかったとしても、思ったほど相手との仲が深まらないというケースはよくあります。
例えば相手の女性と好きなアーティストが同じだということが分かった場合。
確かに会話は盛り上がるんだけれど、次第に話す内容もなくなっていき、結果的には思いのほかお互いの仲が深まらなかった。
という経験をしたことはないでしょうか。
実は、相手とコミュニケーションをとる際に、いくらお互いの共通点を見つけ出したとしても、それで相手との仲を深めるということは意外と難しいものなんですね。
それはなぜかと言うと、
人間は、相手と好きなものが共通しているよりも、
嫌いなものが共通している方が、断然お互いの仲を深める。
という心理があるからなんです。
どんなにいがみ合っていた2人でも、そこに共通する敵が現れることで、自然と2人の間には強い仲間意識が生まれていきます。
職場に1人嫌な上司が入ってくるだけで、部下達はその上司のグチを言い合い、共感し、絆を深めていきます。
共通の敵というのは、例えどんなに仲が悪い関係だったとしても、その関係を一瞬にして良い関係へと変えてしまうほどのパワーを持っているんですね。
そしてこれは、恋愛でも一緒です。
あなたと女性、お互いの共通の敵を作り出すことで、2人の間に強い信頼関係を生むことができるんですね。
その方法をこれからお伝えしていきます。
前回お伝えした「理解・共感」の話では、自分の夢と親との確執で悩んでいる女性を例に挙げたのですが、
これは女性のグチが会社の上司だったり、友達のことだったりした時も同じです。
女性が第三者のグチをこぼしてきた時には、否定はせず、アドバイスもせず、真っ直ぐな目で女性の愚痴を聞いてあげてください。
女性の愚痴を上手に聞いて共感してあげることで、お互いの仲は次第に深まっていきます。
そして、グチを真剣に聞いて、共感してあげるだけでも十分にお互いの仲を深めていくことが可能になるのですが、
更に2人の仲をより強固なものにしていくために、女性のグチの相手を、自分と女性2人の間の「共通の敵」にしてしまおう。
というのが、今回の話の大事な部分になります。
自分はその人に会ったことはなくても、さもお互いの共通の知り合いかのように、意図的に共通の敵を作り出すことで、より強い信頼関係を作りあげることができる方法があるんですね。
その方法が、
女性のグチに共感すると同時に、その相手の「名前」を聞き出すことなんです。
まずは、この会話を見てください。
女性:「上司が~~でさー」
男性:「うわっ、それは確かに嫌だな」
男性:「〇〇の気持ちすごい分かるわ」
女性:「でしょー」
男性:「その上司名前なんて言うの?」
女性:「鈴木さんだよ」
男性:「鈴木さんかー」
男性:「ホント最悪なんだな、鈴木さんって」
女性:「そうなんだよねー」
例えばこのような感じで、女性のグチを聞きながら、まずは自然に名前を聞き出します。
※あなたの偶然鈴木さんだったらごめんなさい。
それで、なぜわざわざ名前を聞き出すかということなんですが、
それは次回女性と会った時に、
「あれからどうなの? 鈴木さんとは」
という風に、
何度でもその上司の話題を聞き出し、グチを言い合い、そして共感し合うことが可能になるからなんです。
大事なのは、
「あれからどうなの? 上司とは」
ではなく、
「あれからどうなの? 鈴木さんとは」
です。
名前を出すことによって、
「上司の鈴木さんは私とあなたにとっての共通の敵なんだ。」
ということを、女性により強く意識させることがことができるようになるからです。
そして女性の話を聞く時のイメージは、
「確かに会ったことはないんだけど、話を聞いただけでもすごく共感できる」
「俺もそういう人は苦手だから、〇〇の気持ちすごく分かるよ」
です。
女性の現実を否定してしまった時点で、コミュニケーションは一瞬にして終わってしまいます。
「君だけの敵じゃない、俺にとっても鈴木さんは敵だよ」
このような仲間意識を持つイメージで女性のグチを聞いてあげてください。
これが機能した時、あなたと女性との間には自然と共通の敵が生まれ、
そして何度でも共感し合うことで、お互いの仲をより深めていくことが可能になります。
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